GOTタッチパネルでの、数値入力を高速化しよう
タッチパネルである以上、数値入力する際はキーウィンドウを呼び出せば良いのですが、大きめのレシピを入力する場合、それだとちょっと不親切
だって、50個 も 100個 も入力するのを考えたら、もう嫌でしょ?
自分が嫌なら、他人も嫌 (笑)
今回は大きなレシピ作成を例に、入力の高速化を考えてみましょう
どうも!ずぶ です。今回は GOTタッチパネルでの、数値入力を高速化しよう
GX Simulator2を使用しています。
シーケンサでシミュレーターの使い方
入力移動先をサポートしてあげよう
単機能ならいざ知らず、レシピや設定の打ち込み作業というのは、必ず付いて回ります。
成形していないけど、恐らくこんな感じでしょうか
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/多数入力.png)
入力箇所を触って、キーウィンドウ 出して、入力して
入力箇所を触って、キーウィンドウ 出して、入力して
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立ち上げ業務なら、モチベーションもあるでしょうが、通常使用中だったりしたら、きっと入力中に寝てしまうでしょう(笑)
そんな時、入力アシストを付けてあげると親切です。
先ほどの打ち込み作業が
入力して
入力して
入力して
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に、早変わり! 寝てしまう前にレシピが完成 できそうです。(笑)
移動先IDの設定
入力オブジェクトに通し番号を設定して、入力順序を決めて行きます
一番先頭の 数値入力オブジェクト をダブルクリックし、拡張機能タブ を開きます。
赤丸の箇所にチェックを入れ、IDを割り振ります。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/id設定.png)
ユーザID というのは、今開いている入力オブジェクトの通し番号 です。
移動先ID というのは、今の入力が完了した次に、入力開始をするユーザIDです。
次に右隣りの 入力オブジェクト を同じように設定します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/id設定2.png)
ユーザIDと移動先IDの数字を変えました。
左上の入力が完了した時点で、移動先ID(次に行くユーザID)を目指して
つまり右隣りに、入力カーソルが移動する為の目印が付きました。
後は、ひたすら数値入力オブジェクトにIDをずらしながら、入力して行きます。
ただ、このままでは狙った通りに動いてくれません。
注意書きにあるように、画面のプロパティ を設定します。
画面上の、オブジェクトが無い場所で右クリックし、画面のプロパティ を表示し
以下のように設定します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/画面プロパティ.png)
※もちろん、入力カーソルを誘導したいだけなら、『 カーソルの移動先 』を選択するだけでユーザIDを設定する必要はないですよ。
設定が完了したら、動かしてみましょう
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/数値入力中.png)
ENTキー を押すと、カーソルが次のオブジェクトへ移動し、数値入力状態となり随分スピーディーになりましたね。
カーソル移動する度に、キーウィンドウ がピョコピョコするのが煩わしい時は、ここを設定します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/キーウィンドウの位置補正.png)
キーウィンドウの動きが変化しますので、色々試してみると良いですね。
入力用キースイッチを最初から出しておこう
それでも、キーウィンドウ より、プラズマディスプレイ+シートスイッチ みたいなイメージが良いなぁって時は、最初からキースイッチを画面に配置しておきます。
入力用キースイッチは、キーコードスイッチ というオブジェクトになります。
それに設定していくのですが、出来合いの物を使うと簡単です。
さっそく、ライブラリから拝借しましょう。
ライブラリはここから探せます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/ライブラリ.png)
ウィンドウの端に フォルダツリー が表示されるので、欲しい機能を探します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/キーライブラリ.png)
良さげな、テンキーを引っ張り出して
貼り付ける!
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/キー貼り付け.png)
テンキーが塊のままだと、他のスイッチの邪魔になるので、キースイッチは下の方に欲しいところですね。
ならば、バラシてみましょう
先ほどの テンキー を 右クリック し、グループ化を解除
バラバラにしたキースイッチを、下に持っていきます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/キー移植.png)
こんな感じになりました。残った残骸はポイします。
( ENTキー は引き伸ばしました)
今の段階だと、下のキースイッチ で入力はできるのですが、同時に キーウィンドウが立ち上がってくるので、それを解除します。
再度、画面のプロパティ を呼び出して、カーソルの表示設定 を行います。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/キーウィンドウ設定.png)
だいぶ シートスイッチ の動きに近づいてきましたよ
ここまできたら、カーソルの動きもスイッチにしてあげたいですよね
キーコードスイッチ を貼り付けて
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/十字コントロール.png)
以下のように設定します
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/十字コン設定.png)
では、テスト入力してみましょう
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2018/09/最終.png)
軽快に入力が完了して行きます。
入力カーソルの移動も、十字コントローラーで動くようになりました
随分、ストレスが軽減されますね。
↓頑張ってユーザIDを設定したなら、小技が使えるようになりますよ~
GOTタッチパネルでの、レシピ編集を高速化しよう
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