レシピとデータマップの作り方

シーケンサ

自動機の基本、レシピの考え方を
三菱タッチパネル、シーケンサを使用して説明していきます

どうも!ずぶ です。今回はレシピ作成です

 

レシピとデータマップの作り方

 

レシピという呼び方は、業界によって違うかもしれません

処理時間や処理温度とか、製品の出来栄えを左右する変数の事です
以降、レシピと書きます

以前、タイマープログラムの作り方で、数値入力の仕方を紹介しました
ただ、手入力だったので、入れ間違いのリスクがありましたね
今回はそのサンプルを使って、入力項目を一括りにして、1つの数でまとめます

運転画面とは別に、レシピ登録画面を作ろう

登録画面に現在値は不要なので、削除しています

設定はこのようにしています

そして運転画面

□の箇所が数値入力です

運転画面での入力は、レシピの数値入力だけになりました

データマップを作ろう

構成画面が決まったら、次に データマップ を作製します。

アドレスマップ や アドレスリスト など、呼び方は色々ありますが、

 

使ってるアドレスが、後から誰が見ても分かるリスト

の事です(笑)

 

DMを節約する為に、きっちりマッピングする人もいますが、後から追加になっても良いように、多少ゆったりとキリが良い数で割っていきます

プログラム

これらを元に、レシピを保存するプログラムを作成します

書込みスイッチM0がオンするとD1000以降に10ワードづつレシピが保存されていきます
レシピ番号が、
「0」ならD1000~D1009
「9」ならD1090~D1099 に数値が格納されます

次にレシピを呼び出すプログラムを作ります

DM201で、レシピの変化を捉え、番号が変わる毎に上書きしています
書込みと読み出しは〔bmov〕が逆になっているだけですね

 

運転画面のレシピ番号と登録画面のレシピ番号のアドレスを変えておけば
互いにつられる事もありません

注意点

今回は数値が少ないので、データマップを作るまでもないのですが
本格的なレシピを作る場合、DMが3000個とか5000個とか消費されて行きます

ここで問題になるのが、2行でプログラムが完了している点です

 

デバイス使用リストでD1000を検索してみると・・・

 

 

D1010から先がノーマークになってる!
こうなると、どこまで使用禁止なのか分からなくなりますよね?
そこで、データマップの出番となるわけです

 

まとめ

ゆとりを持って、整然とマップを作って行きたいですね。

 

 

 

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