GOTタッチパネルでの、段取り替え画面の作り方

シーケンサ

GOTタッチパネルでの、段取り替え画面の作り方

段取り替えどころか、仕様の現地合わせ等でも、威力を発揮!

「製品流しながら、色々組み合わせてみて下さいね~」ってな感じで使えます

 

どうも! ズブ です。今回は、GOTタッチパネルでの、段取り替え画面の作り方

GT Designer3を使用しています。

 

段取り替えスイッチの考え方

この手のスイッチで気を付けたいのが、通常のオルタネイトでは役不足ということ
タッチパネル以前の装置だったら、トグルスイッチ等が請け負っていた領域です。

ルールとして、

決めたらずっとそのように動く
誰もが触れる状態だとまずい

なので、電源を落としても設定が変わらず、変更にはパスワードが必要 なようにしておきます。

レシピ化との棲み分けは、頻度や物理的変更の有無などです。

例えば、
この製品群だとストッパー取り替えが必要。
このロットだと、停止センサーを使用する。など
装置やオペレーションを想定しながら、負担や不良が出にくい方に割り振って行きます。

あわせて読みたい レシピとデータマップの作り方

段取り替えスイッチの作り方

装置の立ち下げ、立上げで段取りが変化しないように工夫します

いつものように、ビットスイッチを貼り付けます

 

『する』スイッチの設定を見てみよう

ここでは、ラッチに DM を使います

 

 

『しない』スイッチの設定を見てみよう


 

デバイスタブ ― 動作設定の『セット』『リセット』
スタイルタブ ― ランプ『OFF』『ON』

が反転している事に注意して下さい。
こうする事で、CPUにガチャガチャ書かずとも、キチンと状態が分かるようになります

現場のオペレーションをする方は、タッチパネルの表示を読んでいる時間はありません。
上から3番目と5番目が『 赤色 』のような状態で覚える方も多いので、
設定変更箇所など、色分けしておいたら親切かもしれませんね。

 

 

あとは、皆大好き『連続コピー』で大量生産します

『YES』『NO』『ON』『OFF』など、何にでも合うようにしておくと、楽ですね

『連続コピー』を使用した際は、アドレスのインクリメントが、最後尾にも掛かっているかだけ確認して、時短を心掛けます。

実際の使用は、このようになります

 

パスワードの掛け方

GOT標準のパスワード機能は、忘れてしまうと面倒臭い事になります。
僕は、なるべく使用せずに済ませているので、標準のパスワード機能を使用しない方法を説明します。

タッチパネルやCPUのパスワードロックは、どちらかと言うとメーカー機密保持兼用で作られているので、パスワードの扱いが重たいからです。
他社事ですが、パスワードロックを掛けた人が辞めてしまっていて、現地改造不可に陥っているメーカーさんを見た事がありました。

全部のスイッチにパスワードを掛けるのも邪魔くさいので、入り口に掛けておきます。

画面はこんな感じ

数値入力と、画面切り替えスイッチ を配置しています。
パスワード入力は、ポップアップさせても良いですね

 

こちらも参照
GOTタッチパネルでポップアップ画面の作り方

 

画面切り替えスイッチは、このように設定します

 

プログラムもこれだけです。

つないで解読できるし、K1234の箇所を他のレジスタに置き換えると、変更も可能です。

 

これらと組み合わせて、標準セットとしてしまえば、楽になりますね

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