GOTタッチパネルのテンキーの変更方法

GT Designer

 

GOTタッチパネルのテンキーの変更方法

数値入力時の テンキー って、どんなの使っていますか?

 

こんなのですか?

 

それとも、こんなの?

 

 

これらはどちらも、標準テンキーです。

グラフィックの切り替え自体は、プロジェクト作成時のウィザード を変更すれば良いのでしたね。

↓コレ

 

 

どちらを選択したとしても、現場の古株から言われる事は同じです。

 

「もう少し大きく出来んかのう?」

 

「いや、これ 標準のテンキーなので、これだけなのですよ」
と逃げる事は簡単です。

 

 

けれど、彼らは嫌がらせで言っているのでは無い のです。

何故って?

彼らの気持ちが、僕にも少し分かるようになってきたから。

 

それは、

 

 

小さくて見えない!

 

 

そうなのです!

 

現場の古株は全員、 老眼!

語弊があるなら、遠視!

 

 

僕らの仕事は、動かすだけじゃない
オペレート時の 操作感も大事なファクター です。

 

叶えてあげましょうよ!彼らの切実な願いを(泣)

 

どうも! ズブ です。今回は、GOTタッチパネルのテンキーの変更方法

 

Gx Simulator2 を使用しています。
シーケンサでシミュレータの使い方

ウィンドウの用意

種別がテンキーってだけで、通常のサブウィンドウ画面を作るのと大差ありません。

 

システムツリー - 環境設定 - キーウィンドウ

を開きます。

 

 

ユーザー作成キーウィンドウ(個別設定)にチェックを入れ、キーウィンドウの種別 が選択できるようにします。

 

キーウィンドウは、10進用、16進用、文字列用と各々違う物が呼び出せます。

 

今回は10進用だけを

ウィンドウ画面No.1000 の キーウィンドウ で呼び出すように変更します。

 

 

 

キーウィンドウ種別が 標準 だと、冒頭のテンキー が立ち上がってくる訳ですね。

 

 

先ほど宣言した、ウィンドウ画面1000 を 新規で作成 します。

 

 

ここに、見易いテンキーを作成すれば良いわけですね。

 

テンキーの作成

とはいえ、どうやって作りましょうか?

 

なんて悩む必要もありません。

ちゃ~んと、三菱電機 さんは用意してくれているのです。

そんなの、お見通しなのです。

 

 

上のタブから

オブジェクト - キーウィンドウのオブジェクト

を開き、必要な機能を選択します。

 

今回は、入力値エリア設定 だけを貼り付けます。

 

 

すると、入力値エリアが出てきますので、ウィンドウの 左上に合わせて貼り付け ます。

 

 

表示サイズが決まったら、テンキーを貼り付けます。

テンキーは、ライブラリ から出来合いの物を呼び出すと楽ちんですね。

 

 

オブジェクト - ライブラリを選択する - ライブラリ一覧

で、数値キー(10進)を選択し、格好良いのを呼び出します。

 

 

 

テンキーを良い大きさに調整して

スイッチ文字も見やすくしてあげると親切ですね。

 

最後に、ウィンドウサイズを調整 します。

画面サイズの変更 を使い、作製したテンキーと同じサイズ に合わせます。

 

 

画面サイズの変更は、画面上の何もないエリアで右クリック すれば出てきます。

 

 

これで、テンキーの作成は完了です。

 

 

 

早速試してみましょう。

 

 

ポチッとな!

 

 

 

画面の、実に9割方を埋め尽くすテンキー

圧倒的存在感 じゃないですか!

 

 

まとめ

テンプレート を呼び出して サイズ変更 までを行いましたが
ウィンドウで作成して、テンキーとして呼び出す方法はお分かり頂けたと思います。

後はウィンドウ内のテンキーを改造すれば、丸ボタンだろうが虹色だろうが、装置の雰囲気や会社のカラーに合わせて カスタマイズ できますね。

 

現場からのリクエストは、何かしらの理由があるはずです。
彼らには出来なくて、自分達にできる事があるのなら、できるだけ多く実現してあげたいものですね。

現場の古株は、全員老眼
それは、他人事ではない

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