無粋な装置画面だけれど、
ポップ で キャッチ― な操作画面を作りたい!
そんな時に役立つのが、ポップアップ画面!
って言う程じゃないです、画面に小窓がポコッと上がってくるだけです。
ポップアップ画面として一般的な、
オーバーラップウィンドウ と
スーパーインポーズ の使い方や、違い等を一緒に見て行きましょう。
どうも!ずぶ です。今回は GOTタッチパネルでポップアップ画面の作り方
ウィンドウ画面を登録しよう
これが無くては始まりません。
先ずは、呼び出したい画面をウィンドウ画面の欄に作成します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/window1.png)
Window1 に、数値入力 を並べた画面を作成しました。
登録した画面がそのまま呼び出されますので、お好みのウィンドウサイズに変更します。
画面切り替え/ウィンドウを登録しよう
ウィンドウを呼び出す為のデバイスを登録します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/画面切り替え2.png)
オーバーラップウィンドウ と
スーパーインポーズ に チェックを入れ、
画面切り替えデバイス を登録します。
これで、先程作ったウィンドウ画面を、
オーバーラップウィンドウで呼び出すか
スーパーインポーズで呼び出すか
が選択できるようになるのですね。
デフォルトで用いているのは、GD100~です。
これは GOT上だけで動く Dレジスタですので、シーケンサ側からは操作できないレジスタです。
シーケンサから制御したい場合は、Dレジスタ や Wレジスタ を登録すれば良いですね。
これで仕込みは完了です。
ベース画面を作って、呼び出してみよう
適当な ベース画面 を作って、先ほどの ウィンドウ画面 を呼び出します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/ベース画面3.png)
<オーバーラップウィンドウ>
登録した GD101に『1』を入力すると、画面番号1 のウィンドウ画面が オーバーラップウィンドウ として呼び出されました。
同じくGD102に『1』を入力すると、画面番号1 のウィンドウ画面が スーパーインポーズ として呼び出されます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/オーバーラップウィンドウ4.png)
<スーパーインポーズ>
どちら、も先ほど作った window1 ですよね。
もちろん『2』を入力すると、画面番号2 が呼び出されますし、
『0』を入力すると、ポップアップ が消去されます。
そんな事よりも、呼び出される場所が気に入りません!
そんな時は、ベース画面側で調整します。
オブジェクト → ウィンドウの位置 を呼び出して。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/ウィンドウ位置5.png)
今回は、オーバーラップ1 と スーパーインポーズ1 を使用するので、それらを選択します。
するとウィンドウが表示されますので、良い位置へと持って行って貼り付けます。
ここで決めた位置は、オーバーラップ1 で呼び出す時の ウィンドウの基点 です。
大きい画面、小さい画面 色んな ウィンドウ を呼び出せますが、
オーバーラップ1 で呼び出す場合、調整した位置の左上基点で呼び出される事となります。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/ウィンドウ位置6.png)
スーパーインポーズ1 も同様に位置を調整して、
(今回は両方ともベース画面の左上に合わせました。)
では、実行
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/ウィンドウ位置5-2-1.png)
先程指定した位置に呼び出されましたね。
ついでに、
これ見よがしに書いている
「ベース画面1」の文字も 透過 で読み取れますし、背後にある数値入力も入力可能 です。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/ウィンドウ画面7.png)
ウィンドウ画面を違う場所に呼び出したければ、
オーバーラップ2 はベース画面センター上
スーパーインポーズ3 はベース画面右下段
など、呼び出し毎に基点を指定します。
また、そういう時は
オーバーラップ1 は ウィンドウ画面番号100番台
オーバーラップ2 は ウィンドウ画面番号200番台
など、呼び出しエリア毎にウィンドウ画面番号のルールを作っておけば分かり易いかもしれませんね。
では無くて
オーバーラップ画面として呼び出すか?スーパーインポーズ画面として呼び出すか?
という認識ですね。。
オーバーラップウィンドウ と スーパーインポーズ の違いって何だろう?
そんなもん、
『×』が付いているタイトルバーが、あるか無いかじゃないですか!
ってのは、デフォルトを使っているからですよね。
先程見切れていた、詳細設定を開きます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/詳細設定8.png)
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/詳細設定9.png)
ここ『 タイトルバーを表示する 』のチェックを外しておくと、どちらも同じ見栄え になります。
先ほど出てきた、背後にある数値入力も禁止できちゃいますね。
すると、いよいよ違いが分かりません。
取説には、画面呼び出し か、埋め込み かの違いです。的な事が書いてありますよね。
違いを明確にする為に、ちょっと回り道します。
ウィンドウ画面に10キーを作成
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/10キー10.png)
詳細はこちら
GOTタッチパネルのテンキーの変更方法
でもって、ウィンドウ画面 → window1 の 画面のプロパティ を開いて
下のように設定します。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/画面プロパティ11.png)
設定が終わったので、先ほどのベース画面からウィンドウ画面を呼び出します。
まずは、スーパーインポーズ で呼び出して、数値入力してみます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/スーパーインポーズ12.png)
いつもと同じですね。
次に、オーバーラップウィンドウ を開いて、数値入力してみます。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/オーバーラップウィンドウ13.png)
先程作った、ポップでキャッチーな10キー が出てきましたよ!
もうピンと来ましたよね。
ポップでキャッチーと書きたかっただけ
オーバーラップウィンドウ は、ウィンドウ画面 の 画面のプロパティに従う
スーパーインポーズ は、ベース画面 の 画面のプロパティに従う
って事ですね。
もちろん、画面のプロパティには、カーソル制御も入っているので、
画面ごとに、きめ細かく設定する事も可能です。
![](https://zubu.jp/wp-content/uploads/2019/09/カーソル制御14.png)
こちらも参照
GOTタッチパネルの、入力カーソルを制御しよう
まとめ
画面切り替えデバイス
登録したデバイスに、画面番号を投げると対応したウィンドウ画面が呼び出される。
ウィンドウ画面を呼び出す位置
ベース画面側で指定する。
オーバーラップウィンドウ で呼び出すか、
スーパーインポーズ で呼び出すかによって、従うプロパティが変化する。
合わせて読みたい
GOTタッチパネルのテンキーの変更方法
GOTタッチパネルのレシピ機能の使い方
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